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院内ニュース : お口の中の歯周病原菌の調べ方 (PCR法について)
歯周病と全身の病気はとても深く関係していると言われており、糖尿病や心筋梗塞、脳梗塞、早産など多くの病気を悪くさせたり、また直接の原因になると言われています。
これらのことはアメリカの学会で報告され、多くの論文が発表されました。後にぺリオドンタルメディスンにという学術本にまとめられ、現在も研究は続いています。
日本でもテレビや雑誌等にとりあげられ、歯周病と全身疾患との危険性が注目されるようになりました。今では、多くの大学病院をはじめとした研究機関で歯周病の研究がなされるようになりました。余談となりますが、実は、かつて日本の歯科医師が肺炎と歯周病原菌との関連について研究し世界的論文が発表されていたことはあまり知られておりません。
ふみデンタルオフィスでは、それらの研究に用いられる方法を応用することにより歯周病原菌の遺伝子(DNA)を調べ、歯周病原菌がお口のなかにいるかどうか調べることができます。これは歯周病原菌のDNAを分析してその構造からパターンを読み取り、歯周病原菌の同定に用いるという確実な方法です。
歯周病原菌の特定は、歯周病の早期予防を確実なものへとすることができ、また治療の効果を、病気の程度で判断するのではなく菌が存在する・しない で診査することができるようになります。